日頃お世話になっている人に、今年は暑中見舞いを送ってみようという方もいることでしょう。
しかしいざ書こうとしても、どんな内容を書けばよいのかわからないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、暑中見舞いの作法から管理に関することまでをご紹介します。初めて暑中見舞いを出す方も失礼にならないように作成できると思います。
そもそも暑中見舞いを送る理由は?
暑中見舞いを送るとなると、その文面をどうしようかと悩むかもしれません。
そこで知っておきたいのは、そもそも暑中見舞いはなぜ送るのかということです。その理由がわかれば、どんな文面にすればよいのかが作法も含めてわかることでしょう。
暑中見舞いは暑さが厳しい夏の時期に、「相手の安否伺いや自分の近況報告をする」のが目的です。
そのため暑中見舞いの文面には、
相手への気遣いをする一文を入れるのが作法となります。
あとは自由に、自分の近況を含めて書きたいことを書けばよいでしょう。それが、相手に向けた自分の近況報告にもなるからです。
暑中見舞いを送るべき人はいる?
暑中見舞いは送るべき人、送らないと失礼にあたるような人は特にいません。身の回りの人や、日頃から取り引きのある相手先企業など
送りたい人に送りましょう。
あるいは、しばらく音沙汰のない知人に送るのもよいものです。事業をしている人であれば、お客様にお送りするのもよいですね。
暑中見舞いは知り合いなどの「安否確認」という目的がありますが、
リピーターを確保するための「ツール」にもなり得ます。
暑中見舞いが届いたら返事を出すもの?
暑中見舞いが届いたら、返事を出すのが大切な作法です。
暑中見舞いは相手のことを気遣って送るものなので、その気遣いに対する返事をするという意味を込めて送りましょう。
立秋前に相手に届くのであれば暑中見舞いで、そうでなければ8月のうちに届くように「残暑見舞い」を送るのが作法です。
暑中見舞いの書き方に注意点はある?
暑中見舞いには次のような構成があります。
・挨拶
・時候の挨拶
・主文(自分の近況報告)
・結びの言葉(相手を気遣う言葉)
・日付
■挨拶
挨拶がふたつありますが、最初の挨拶は「暑中お見舞い申し上げます」と入れます。1番大きな文字で書きましょう。
暑中見舞いなどの挨拶状は基本的に句読点(「、」と「。」)はつけません。
■時候の挨拶
時候の挨拶とは季節感を伝える文章になります。
「暑さが厳しい日々が続きますが」などで始まります。ここに相手を気遣う文章が入るので、「お変わりなくお過ごしでしょうか」といった文章で終わります。
■主文(自分の近況報告)
次に主文ですが、ここには自分の近況を書きます。
「相変わらず〇〇しながら過ごしております」などと書きましょう。
■結びの言葉(相手を気遣う言葉)
結びの文章はもう一度、相手を気遣うひと言を入れます。
「くれぐれもご自愛ください」などという言葉で終えます。
■日付
最後に日付と、「盛夏」と書いて暑さが続く時期であることを表します。
以上を守れば作法としては問題なく暑中見舞いを送ることができます。
暑中見舞いはいつ出すか
暑中見舞いは出す時期を間違えると失礼にあたるので、いつ出せばよいのかを把握しておきましょう。
暑中見舞いは梅雨が明けてから送るのが、気候的にもよいとされます。
そこで
大体7月20日ごろから立秋の8月7日までが、作法的には暑中見舞いを出すのに適する期間となります。
もし時期を過ぎてしまった場合には、「残暑見舞い」を送りましょう。
暑中見舞いはどのように破棄するか
暑中見舞いは年々増えていくので、いつかは処分することになるでしょう。
その破棄の方法ですが、
個人情報になるのでシュレッダーで裁断しておきたいものです。
ただしせっかく頂いた暑中見舞いをそのまま破棄してしまうのはもったいないものです。そこで処分する前にはスキャナーでデータ化しておくことをおすすめします。
暑中見舞いのおすすめの管理方法
もらった暑中見舞いは「はがきケース」や「はがき用クリアファイル」などに収納して管理しておくと手間がかかりません。送り先ごとにまとめることができれば、経年による変化などを確認することもできて便利です。
破棄する前にはスキャンしてデータ化しておけば、さらに簡単に管理できるようになります。スキャナーがなければスマホを使っても、アプリなどで簡単にスキャンできます。
まとめ
暑中見舞いはお互いの近況報告といった役割も持つ便利なツールであることがわかります。
その目的がわかれば、どのように書けばよいのかもわかると思います。
さらに暑中見舞いはうまく管理をすることで、普段は連絡を取り合わない人の状況を気遣うことも可能となります。
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